丹下眼鏡
今年も個性豊かな作り手たちが集まりました。
Meet! Meet! Megane!は、めがねを通して“作り手”と“使い手”が出会う場所。
ふだんは見えない技術や想いにふれながら、 あなたの“お気に入りの1本”を見つけてください!
全て一人で手で描き起こす。好きな人に届くめがね。
丹下眼鏡の丹下さんにお話をうかがいました!
Q:会社やブランドについて教えてください。
福井県鯖江市にある、住居兼工房の小さな場所で、ほぼすべての工程を一人で手がける眼鏡職人です。
素材は主にアセテートを使用しています。
朝は筋トレからはじまり、昼間は眼鏡をつくり、夕方には本を読んだり、柔術をしたり、
時には鯖江高校で「地場産業のデザイン」の非常勤講師として授業をしたり──
そんな、のんびりとした毎日です。
Q:どんな眼鏡を作っていますか?
大量生産には向かないけれど、「芯張」や「削り出しのパット」など、品質を優先する工程を丁寧にやっています。
正直なところ、納期はかなり遅いです(笑)。
でも、それも一人でやっているからこそ。“ここはこだわりたい”と思うところを、深く、時間をかけて仕上げています。
デザインは、万人受けでも、自己主張の強い前衛系でもない。
でも、少数でも「これが好き」と言ってくださる方に、ちゃんと届くめがねを目指しています。
Q:工房の雰囲気はどんな感じですか?
とても静かで、ゆっくりとした時間が流れています。
一人で作っているぶん、「自分との対話」みたいな時間が多いかもしれません。
この余白のような時間も含めて、丹下眼鏡のめがねには表れている気がします。
Q:来場される方へ、メッセージをお願いします。
今年も、鯖江高校の生徒たちの作品を発表する場としてブースを使わせていただく予定です。
4月から10月にかけて、「自分でデザインを考え、実際にめがねをつくる」授業を行っており、その成果発表の場です。
おかげさまで出展も4回目となり、ブースも年々立派になってきました。
主催者さまのご理解とご協力に感謝しながら、若い世代のものづくりの息吹を感じてもらえる展示にできたらと思っています。
丹下眼鏡