トピックスめがねのまちの本屋賞
第4回めがねよ、ありがとう作文
今回新たに設けられた「めがねのまちの本屋賞」。
受賞者は、最優秀賞の No.8 井沼友さん。最優秀賞とのダブル受賞です。
おめでとうございます!
井沼さんの作品には、AKUSHU BOOK & BASE 石田様 からコメントをいただいています↓
作品No.8の娘さんの成長を描いた作文は娘さんの力強い成長を感じるものでした。
これから広がる世界と明るい未来を予感させる内容であると同時にお母さんの愛情を強く感じます。
本当に眼鏡への感謝が溢れている文面だと思いました。
受賞作品はこちらからお読みいただけます。
https://meganefes.com/archive/2021/sakubun/
審査に参加していただいた本屋のみなさんから、全体の審査を通して、ご講評をいただきました。
また、「めがねのまちの本屋賞」受賞の井沼さんに選書し、贈られた本をご紹介します。
わおん書房 廣部様
講評
応募作品を読みながらほっこりしたり、笑ったり、涙したり…。
めがねとともにある皆さんの暮らしを想像しながら心豊かな時間を過ごしました。
本当はすべての方に賞を贈りたい!素敵な作文をありがとうございました!!
本屋賞受賞者に贈る本
『ヴィンテージ・アイウェア・スタイル 1920’s-1990’s 』
1920~90年までのヴィンテージ・アイウェアを時代ごとに解説した書籍です。
華麗な彫金が施された20年代の金張りフレーム、セルロイドの艶が美しい40年代のフレンチヴィンテージ…見ているだけでうっとりしますね。いつもとはちょっと違ったメガネの世界を味わっていただけたら嬉しいです。
富士書店 山本様
講評
若かりし頃は目が良すぎて、めがねをかけたくてもかけることができなかった私が、今ではすっかり老眼鏡のお世話になっており、念願のめがねをかけて、作品を読ませていただきました。
笑ったり、頷いてみたり、うるっとしたり…。めがねの数だけエピソードがある。
どの作品も、めがね愛にあふれていて思わず引き込まれてしまいました。
どの作品も素晴らしくて、選ぶのはとても難しかったです。
本屋賞受賞者に贈る本
『めがねづくりのこびとさん』
めがねのまち福井県鯖江市めがね工場で、夜中にめがねをこっそりと作る七人のこびとさんたちのお話。鯖江の眼鏡づくりを知ることができる、子どもから大人まで楽しめる絵本です。機械や部品が精密に描かれているところもぜひご覧ください。
AKUSHU BOOK & BASE 石田様
講評
眼鏡への感謝の気持ちと誰かとの思い出を感じる作文ばかりでどれもこれも本当に素敵でした。
私も眼鏡をかけていることもあり、色々思い出すこともありました。
読みながら「めがねよ、ありがとう」と改めて感じました。
家族や大切な人の思い出、初めての眼鏡への不安とワクワク、絆や愛情どの作文も本当に良かったです。
本屋賞受賞者に贈る本
『あるかしら書店』
お客さんの「あるかしら?」に必ず「ありますよ」と応えてくれる本屋さんがあるとしたら。
子どもも大人も楽しめる絵本です。
親子やみんなで楽しんで読んでもらえたら嬉しいと思い選びました。
HOSHIDO 佐藤様
講評
参加者の方々お一人お一人のめがね愛、めがねメモリーに触れたことで、普段行き交うめがねたちにもそれぞれストーリーがあるのだと感じるようになりました。
より一層、めがねを取り巻く世界に幸あれ!と願うばかりです。
本屋賞受賞者に贈る本
『本格眼鏡大全』
『本格眼鏡大全』を選んだ理由は、「めがね」は世界で作られていて、それぞれにデザイナーが想いを込めてデザインして、職人さんが作り上げているということが、この本をパラパラと眺めるだけで知ってもらえると思ったからです。もちろん福井の会社もあります!!大人向けではありますが親子で一緒にいろんなめがねの存在に触れてもらえたら幸いです。
小豆書房 柴田様
講評
眼鏡とともにある人生の、日常や、特別な瞬間や、様々な時間を共有させていただきました。
素晴らしい作品揃いで、正直とても悩んでしまいました。
残念ながら選ばれなかった作品の中にも、思わず涙してしまったものや、「いいなぁ」としみじみと感じ入るものが沢山ありました。
皆さんの素敵な物語に出会わせてくれて、眼鏡よ、ありがとうという気持ちです。
本屋賞受賞者に贈る本
『いつかたこぶねになる日』
小津夜景さんという、俳句を書く方のエッセイ集です。
たこぶねというのは、貝殻を抱えて海に浮かび、それをゆりかごにして赤ちゃんを育てるタコの一種。母タコは、赤ちゃんが巣立つと貝殻を手離し、新しい生活を始める。
広い世界へ出てゆく娘。見送る母もまた、未知の世界へ漕ぎ出さんとする。
強くたくましく、透き通るような美しい文章が、応募作品と重なりました。エールを送るような気持ちで、この本を贈ります。
ご協力いただいた本屋さん
わおん書房 https://waon-books.com/
富士書店 https://fujisyoten.storeinfo.jp/
AKUSHU BOOK & BASE https://akushu.fun/
HOSHIDO http://hoshido.me/
小豆書房 https://www.instagram.com/azukishobo/
めがねよ、ありがとう。