ここ福井・鯖江のめがね産地の現状は、伊ミラノでの国際展示会や３月・４月の国内展示会が軒並み中止となり大きな商談の場がなくなりました。また、国内外からのOEM先からの納期延長やキャンセルも相次ぎ資金回収や工場稼動できない状態が続き厳しい状況です。

 

めがね産地のモノづくりは、金型や部品パーツ、メッキ処理など工程ごとに各企業で分業しながら生産し、めがねが出来上がります。中小零細企業が多くどこかの企業（工程を担う）が倒産でもすればサプライチェーンは乱れ、納期遅れや生産コスト増を招き品質にも影響してくるでしょう。

 

日本では、唯一ここだけにしかない「めがねの産地」です。めがねが必要な方にこれからも安心で品質の良い日本のめがねをお届けすることが、めがね産地の役割です。日本のめがねの産地を守るため、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

 

めがねフェスは、めがね産地と皆さまを繋ぐ大切な場所として、情報発信や活動に取り組んでまいります。めがねを楽しんでいる皆さまと会場でお会いできる事を心待ちに、次回の開催に向けて、準備を進めて参ります。

 

めがねよ、ありがとう。

 

めがねフェス2020実行委員長
小松原一身