• MEGANE MAGAZINE

    • MMM対談!vol.5 青山眼鏡 × ネクサス

      めがねに、会いに行こう!

      産地だから出会える、あんなメガネ、こんなメガネ。

      産地だから出会える、あんなヒト、こんなヒト。

      ここでしか出会えないとっておきの宝物。

      産地の個性との「出会い」 楽しんで、キミの「似合う!」を見つけよう!

      今年から新たにスタートする「Meet! Meet! Megane!」では

      14のめがねメーカーが参加します。

      一つとして同じものはない個性あふれるめがねと、それらを作り出す個性豊かな人々の想い。

      お互いのめがねを交わしながら語られる貴重な言葉たちをぜひお楽しみください!

       

      第5弾は青山眼鏡株式会社 石田和也さん、株式会社ネクサス 冨田幸司さん、布川朋見さんです!

      簡単な自己紹介、会社の紹介をお願いします。

      青山眼鏡株式会社 石田和也さん

       

      石田(青山眼鏡) 青山眼鏡株式会社で営業企画を担当しています。弊社は今年60周年を迎えまして、全国に営業拠点を持ち、国内外でライセンスブランドを取り扱っていただいております。僕は20歳で青山眼鏡に入社して、28年のキャリアがあります。眼鏡の仕事は楽しくて、元々デザインの仕事を担当していたのですが、22年目にフレームのデザインを離れて企画営業に挑戦しよう!と一念発起しました。めがねはデザインできる幅が狭いと言われがちですが、細部にわたり使ってもらいたいという強い思いを乗せて、企画デザインを行なっています。

      株式会社ネクサス 冨田幸司さん

       

      冨田(ネクサス) 株式会社ネクサスで眼鏡フレームの企画やデザインを行なっています。めがねがプロダクトとして好きで、立体のデザインをやってみたいと思ってネクサスに入社し、10年が経ちました。

      株式会社ネクサス 布川朋見さん(写真左)

       

      布川(ネクサス) 私は元々事務職としてネクサスに入社したのですが、社長の意向でこれからは女性も前に出ていく時代だということで企画営業の担当をするようになりました。実は、祖父母がめがね工場を立ち上げて仕事をしていたので、小さな頃からめがねのまわりで遊んでいました。小学生の時から手伝っていて、今は父、母、妹もめがね産業に携わっています。テレビを見ててもめがねしか見てないですね(笑)。

      冨田(ネクサス) 布川さんが展示のイベントなどに参加して、エンドユーザーさんの声を聞いてくれて、サイズ感や使い方など具体的な需要をデザインに落とし込んでいくようにしています。

       

      MMM で展示するめがねの紹介をお願いします。

      石田(青山眼鏡) 今年も恐竜をイメージした「DiiiNO(ディーノ)」を展示します。恐竜王国である福井とめがねの聖地鯖江のコラボレーションとして、2020年にブランドを立ち上げてから3年目になります。福井県立恐竜博物館の全面監修をいただきまして、ティラノサウルスやプテラノドンなどの恐竜の個性やイメージから擬“恐竜”化をして、デザインを起こしています。

      プテラノドンの骨格がモチーフに。

       

      なぜこの形になるのか?という理由に至るまで、ストーリーをしっかり乗せようと考え、例えば翼竜の「プテラノドン」は、骨格の比率などの学術的な情報をそのままブロウラインに取り入れたりしています。もちろん、めがねとしても自然なデザインになっているので、学芸員の方にもかけていただいています。全13種類ですが、今後も増えていく予定です。

       

      冨田(ネクサス) 「清らかな大和」という意味から誕生した自社ブランドの「KIO YAMATO(キオ・ヤマト)」のフレームを展示します。特徴としては、スッキリとしたシンプルなデザインの中におもしろさや遊び心を取り入れています。フラッグシップになっている「エアログライダー」は翼のようなソリッドな形が特徴です。

      「KIO YAMATO(キオ・ヤマト)」

       

      また、カジュアルなデザインの「O&X NEWYORK」は、バイカラーの折り紙のような雰囲気のフレームですが、個性を尊重しながらも、顔馴染みが良い仕上がりになっています。

      バイカラーが美しい「O&X NEWYORK」

       

      布川(ネクサス) 小売店でも人気の跳ね上げ式めがねも展示します。2万回の耐久実験もクリアした品質の高いフレームなので、強度を気にされる方にはとても重宝されています。

      お互いのめがねについて、一言どうぞ! 

      石田(青山眼鏡) ネクサスさんのめがねは、高い品質を保ちながら良いブランディングをしていると、デザインを担当していた頃から常々感じていました。シンプルでかっこいいデザインは羨ましく思っていましたね。

      冨田(ネクサス) 僕の方も同じように羨ましいと思っていましたよ。「DiiiNO」もそうですが、一つ一つ細かいところまで考えられているのがすごいと尊敬しています。

      “恐ろしい鉤爪”を意味するデイノニクスモデル!

       

      石田(青山眼鏡) ありがとうございます。めがねはまだまだやれることがあるし、アプローチもできることはたくさんあると思っています。時代に見合った価値を、メーカーは見つけて提案していくことが仕事ですよね。理不尽なことや辛いこともたくさんありますが、それはどの分野も同じこと。お互いに刺激し合って頑張っていきたいですね。

       

      MMM の企画展示コーナーで展示するものについてご紹介をお願いします。 

      石田(青山眼鏡) もちろん「DiiiNO」の新作を展示します!恐竜は子どもだけではなく、大人にもロマンを与えてくれる存在です。6600万年前は巨大な生物として最強と言われた恐竜が、突然に絶滅してしまった。それも昔から知られていたのではなく、近代において見つかったものですよね。恐竜のストーリーをめがねを通じて、ご家族で体感していただけると嬉しいです!

      布川(ネクサス) 今回は、不良品になってしまっためがねケースを活用するSDGsをテーマとした展示を行います。好きなようにお絵描きをしたり、気軽にお子さんが立ち寄れる場所にしたいと思っています。めがねは高価で壊れやすいものも多いので、めがねの展示ブースに気軽に子どもを連れて入ることができないですよね。そういった親子の方にも楽しんでめがねに触れていただけるような仕掛けをしたいと思います!

       

      全国のめがねを愛するみなさんへ、メッセージをお願いします!

      石田(青山眼鏡) めがねフェスはめがねを楽しむイベントですが、恐竜好きな人もぜひ来てください!僕と恐竜クイズで対戦しましょう(笑)。正直、めがねはネガティブなイメージもあります。でも、「DiiiNO」を知って強くてかっこいいイメージを持ってもらえると嬉しいので、どんどん触ってほしいです!

      冨田(ネクサス) 自分はめがねが似合わないと思っている方こそ、めがねフェスに来て、遠慮せずにたくさんめがねをかけてみてほしいですね。もう、かけまくってください(笑)。絶対に選ばないようなめがねこそ、躊躇せずかけてみてほしいですね。

      布川(ネクサス) 私は自分も家族もどっぷりめがね業界に浸かっていますが、「こんなにまだやれることがあるんだ!」と、まだまだ奥深い世界だと思っています。ものづくりの楽しさは無限大ですし、めがねフェスはお祭りなので遊んでもらいながら、めがねを通じてアイデアが転がっているおもしろさを産地で知ってもらいたいです。

      「めがね✖️〇〇=無限大」

      めがねはさまざまな分野と掛け合わせることができるんですね!

      ぜひ、ブースに立ち寄って、直接質問してみましょう。

      思ってもいない驚きのめがね情報を教えてもらえるかも!?

       

      青山眼鏡株式会社 https://aoyamaopt.co.jp/

      『DiiiNO/ディーノ』 https://www.instagram.com/diiino_eyewear

      株式会社 ネクサス https://www.nexusinceyewear.com/