• MEGANE MAGAZINE

    • MMM対談!vol.1 シャルマン × エクセル眼鏡

      めがねに、会いに行こう!

      産地だから出会える、あんなメガネ、こんなメガネ。

      産地だから出会える、あんなヒト、こんなヒト。

      ここでしか出会えないとっておきの宝物。

      産地の個性との「出会い」 楽しんで、キミの「似合う!」を見つけよう!

      今年から新たにスタートする「Meet! Meet! Megane!」では

      14のめがねメーカーが参加します。

      一つとして同じものはない個性あふれるめがねと、それらを作り出す個性豊かな人々の想い。

      お互いのめがねを交わしながら語られる貴重な言葉たちをぜひお楽しみください!

       

      第1弾は 株式会社シャルマンの伊藤智明さん、株式会社エクセル眼鏡の安井利彰さんです!

      簡単な自己紹介、会社の紹介をお願いします。

      シャルマンの伊藤智明さん(左)とエクセル眼鏡の安井利彰さん(右)

      伊藤(シャルマン) 株式会社シャルマンの開発本部に所属し、メインはめがねの企画開発を担当していまして、社内でデザインや設計を依頼したり、工場で生産できるように調整を行っています。入社して、今年で11年になりました。出身は福井で、しばらく愛知で車関連の仕事をしていましたが、帰省をきっかけに地元の産業に従事したいと思い、現在のシャルマンに入社しました。

      安井(エクセル眼鏡) 株式会社エクセル眼鏡でチーフデザイナーを担当しています。肩書はデザイナーですが、営業や企画なども行なっているので、結果なんでもやっていますね。めがねの業界歴は18年です。元々プロダクトデザインがしたいと思ってめがねを選んで、すぐ飽きるかなと思ったんですが、まだまだ飽きませんね(笑)。めがねがないと生活できない人がいるということも、モチベーションになっていると思います。

       

      MMM で展示するめがねの紹介をお願いします。

      伊藤(シャルマン) シャルマンには15周年を迎えるプライベートブランド「ラインアート」がありまして、その新しいスタイルのシリーズ2作目を展示します。1作目は、一昨年のめがねフェスに展示させていただき、その場で購入してくださった方もいました。

      シャルマンは、元々「かしめ」(パーツをつなぎ合わせるネジのような部品)を作る会社としてスタートしたのですが、今回は最初に立ち返ってやってみよう!と企画されました。某時計に使われているネジからヒントを得て、シャルマンでオリジナルのかしめを製作しました。

      また、鼻パッドは肌にフィットしやすいセラミックでできています。社内のプロダクト好きが集まってこだわり抜いためがねなので、ぜひ全国のめがね好きに評価してもらいたいですね。

      オリジナルのかしめ。かっこいい...

       

      安井(エクセル眼鏡) 秋に向けて新作が登場します!エクセル眼鏡には、「MAXIS」と「mamuse」という2つのブランドがあるのですが、「かけてもかわいい、置いてあってもかわいい」をコンセプトにしています。社内のデザイナーがチームとなってアイデアを一緒に練り上げていくように作っています。

      バチ先のアクセントがかわいい!

       

      例えば、「バチ先」(別名テンプルエンド・しのみ先)と呼ばれるめがねのテンプル(つる)の先の部分の、アクセサリーのようなあしらいも特徴になっていますね。普段は耳や髪の毛などで隠れてしまう部分ですが、めがねを外して机に置いておく時にバチ先のアクセントがさりげなくかわいい雰囲気を出してくれます。

      あと、ブランドの冊子は社内で手作りなんです。モデルも自分たちの友人に頼んだり、写真も社内で得意な者が担当しています。できることは自分たちで作ることを楽しんでやっているので、ぜひ見てほしいです。

       

      お互いのめがねについて、一言どうぞ! 

      伊藤(シャルマン) エクセルさんのめがねは社内でも評判で、「センス良いよね~」と声が出ているんですよ。いつもアイデアを感じます。その発想はどこから生まれているんですか?

      伊藤さんのポケットからルーペが登場。

       

      安井(エクセル眼鏡) ありがとうございます。毎回、チームでデザインするのですが、まずはモノができるかどうかわからないけど、自由なデザインや企画を一旦先に出します。リミッターを外して考えるようにしていますね。あと、自分たちがかけたいかどうかも大事にしています。めがねを何度も何度もかけてみて、名前のついていないような微妙なニュアンスの色を指定することもあります。企画が生まれたら、その後のコスト計算はシビアに行なっていますね。

      シャルマンさんは、さっきの「かしめ」のように素材から作ろうと挑戦する情熱がすごいですよね。業界のトップとしての自負はありますか?

      伊藤(シャルマン) 素材への挑戦は、シャルマンの創業者である堀川氏が高い志を持った人だったというのが大きいですね。また、一つのことを研究するために先を見て耐える精神が高いと思います。時間もコストもかかる中で、その研究を続けられるというのは、創業者の思いを引き継いでいるのかもしれません。

      終始楽しそうにお互いのめがねを見るおふたり。

       

      MMM の企画展示コーナーで展示するものについてご紹介をお願いします。 

      伊藤(シャルマン) 今回は、ちっちゃい眼鏡を作ることができるワークショップをしようと思っています。めがねの「腕」を組んでみてもらって、めがねの小さな部品をドライバーを使って組むことが、いかに難しいかを体験してもらいたいですね(笑)

      安井(エクセル眼鏡) まだ決まっていないですが、ブースに来てくださった方にアンケートを取ろうかなと思っています。いろんな意見を聞いてみたいですね。

       

      全国のめがねを愛するみなさんへ、メッセージをお願いします!

      伊藤(シャルマン) めがねフェスに出展すると、自分たちよりも信じられないぐらいめがねに詳しい方がいらっしゃることもあるので、そういった出会いがとても楽しみです。これを言ったら会社に怒られるかもしれないですが、買わなくても良いので、たくさんの方とめがねの話をしたいですね!(笑)。福井のめがね業界は、人がものすごく良くて、居心地が良いんです。仲間意識と連帯感があって、すごく良いなと感じています。こういう産地でしかできないめがねのお祭りなので、ぜひ、地元の方ももっと来て、業界のおもしろさを知ってもらえると嬉しいですね。

      安井(エクセル眼鏡) 僕も普段作っていると、ユーザーさんと話せる機会がなく、お会いできることが嬉しいので、気軽に来ていただきたいです。まずはめがねフェスに来て、めがねライフを楽しんでください!   

      小さな部品にまで強い思いが込められているめがね。

      作り手一人一人のこだわりが、めがね一つ一つに託されています。

      ぜひ、ブースに立ち寄って、直接質問してみましょう。

      思ってもいない驚きのめがね情報を教えてもらえるかも!?

       

      株式会社シャルマン https://www.charmant.co.jp/

      株式会社エクセル眼鏡 https://www.excel-opt.co.jp/